ファーストスーツの選び方
サクラの開花と共に、大学に合格した方や新社会人の方がスーツを買いに訪れる方が増えます。
最近の方は、いきなり「スーツが欲しいんですけど」と言われる方は良いとしても、
黙って試着される方もいますが、とても、残念に思います。
古着屋さんやファストファッションでの買い物に慣れている人には、
接客されることが苦手なのでしょう。
賢く買い物をするのなら、プロに聞いた方が近道だと思うのですが、
解らないのでしょうね。
先ずはスーツはネイビーがオススメ
メインのスーツですが、ブラックがネイビーが基本カラーですが、
僕のオススメはやはりネイビーです。
人と差別化したいのならば、グレー系も良いです。
ネイビーと同じ合わせ方ができるので思いの外、簡単です。
最近では、ネイビースーツの需要も多いことから、シャツ同様に、色々な表情の素材がありますので、
素材選びも自分の好みで構いません。
あまり光沢がある物は避けた方が良いと思います。
近年の日本では、高温多湿傾向で、通気性といった、清涼感を重視した素材もでているので、
店頭で販売スタッフに相談するのも良いと思います。
しかし、こうしてあらためてみると、チェックすることが多いのに気がつきます。
チェックが多いのは「面倒だ」と感じた方も多いでしょう。
最新情報も店頭スタッフはよく知っているので、聞くのが一番の近道です。
ファーストスーツ選びの5つのポイント
そこで、スーツ選びのヒントと、コーディネートのコツを伝えたいと思います。
「今度結婚式があるから、何着よう?」と目的があると、服は選びやすくなります。
特に、スーツにはオケージョン別にドレスコードがあるので選択しやすいと思います。
今回はファーストスーツ選びについて、ポイントを5つ上げておきます。
1:ジャストなサイズを選ぼう!
先ず、「ジャストなサイズ」とは何?と思うでしょうが、
肩幅、バスト、袖丈(案外見落としがち)をチェックしてください。
実際に着用した時、瞬時に、どこに不具合があるかが判るまでには、
半年くらいの着用経験が必要かもしれません(個人差はありますが)
a:袖を通すときにつっぱり感はないか?
b:背中にツキジワというシワが入っていないか?。
(心斎橋リフォームさんの動画チャンネルで詳しく説明してくれてます)
同様に、背中や脇部分のアームホールにもシワが入ってないか?
こうしたシワの出方で判断することもできます。
その上、腕の上げ下げで突っ張るところがないかを確認しましょう。
2:補正修理は当たり前と思い、予算を立てよう!
次に着丈と袖丈をチェック!
着丈はお尻が隠れる、もしくはヒップライン上にくるくらいがベターです。
基準は身長の半分の位置です。
特に、伸長が高くて痩せている人は気をつけましょう。
お尻が見えていると、軽装に見えてしまいます。
ジャケットの袖丈ですが、シャツが少し見える位がエレガントとされています。
雑誌等で掲載されているような、1.0cmという数字にとらわれることなく、
少しでも見えてる位が丁度良いと思います。
シャツに関してですが、袖丈は、短いよりは長い方が良いので、試着してバランスを確認しましょう。
特に、肘を曲げたときに突っ張る物は袖丈が足りないと思ってください。
袖丈が長い場合には、カフスのボタン位置を調整することで、いくらかは解消できます。
気になる方は試してみてください。
首周りのサイズも、指1本入る位がベストです。
首部分の開きすぎは間が抜けた印象を与えてしまいますので、注意してください。
クリーニングや家庭洗濯では、縮む事もあるので、少し余裕があった方が良いです。
高級シャツは熱に弱い芯地を使っている場合があり、縮む事があります。
クリーニングに出すときには注意が必要です。
3:シャツとネクタイは同時購入しよう!
シャツとネクタイは流行があるため、同時に購入するのがベストです。
1シーズン3セット在れば、ローテーションが組めます。
洗濯が面倒な方ははシャツが5枚あれば十分です。
その上、ネクタイの柄選びも悩みますよね?
そこで、オススメなのは、無地のタイかストライプです。
ストライプ柄ですが、間隔が広めのシンプルな柄が良いと思います。
広めといったのは、ストライプのシャツにも合わせられるように、
3.0cmは空いていた方が良いと思います(写真を参照)
あとは、シンプルな柄(幾何学や小紋、水玉など)も良いですが、
最初は2本あれば、ローテーションが組めます。
ネクタイの柄選びのポイントは「色数」です。
スーツ、シャツ、ネクタイの3アイテムで3色以上の色を使わないようにするとると、
うまくまとまります。
ぴったりと色合わせがができなくても、同系色であれば問題ありません。
例えば、ネイビー無地のスーツには、
ホワイトシャツにネイビー X ホワイトのストライプ柄といった具合です。
こんな感じです。
シャツのアイロン掛けが下手ですが、ご容赦ください。
無地のタイと合わせているシャツ(写真左側)が、ピケという縦畝のある生地です。
ストライプ柄のネクタイとと合わせているシャツ(写真右側)が、ツィルという綾織り生地です。
勿論、ブロードクロス(平織り)やロイヤルオックスフォードといった、
定番的な生地でも構いませんが、衿型は写真のようなレギュラーカラー(左側)や
セミワイドカラー(右側)がオーセンティックな衿型と言えるでしょう。
シャツとネクタイは消耗品に近いので、スーツと同時購入をお勧めします。
4:良いスーツに出会うには、自分好みの店を決めておこう!
良いスーツに出会うには、自分好みの店を決めておくと安心です。
迷わった時のために、好きになれそうな店を決めておくことをオススメします。
できれば、担当の販売スタッフまで、決めておくと何かと便利です。
成功者はプライベートスタイリストを持っていると聞きます。
普段、オシャレだと思う友人や両親に、どこの店が良いかを聞いても良いと思います。
全てを揃えるとなると、結構な金額になるので、失敗は避けたいと思うのが普通です。
5:事前にリサーチをしよう!
買いに行く前に、十分なリサーチすることで、失敗する確率が下がります。
くれぐれも、焦って適当に購入してしまうと後悔します。(経験済みです)
今では、インターネットで直ぐ調べることができる良い環境なので、
利用しない手はありませんからね。
良いスタートを切るためにも、事前準備はしっかりと行ってください。
まとめ
1:ジャストなサイズを選ぼう!
2:補正(修理)はあたり前と思い、予算を決めましょう!
3:シャツとネクタイは同時購入しよう!
4:良いスーツに出会うには、自分好みの店を決めておくと安心です。
5:事前にリサーチをしよう!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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